学生時の就職活動の際に、ユウ薬品と出会いました。当時は食品会社や製薬会社なども含めて検討をしていましたが、他の会社と比べてビジネスライクではなく話をしてくれたところや、面接の際に会長や社長など上の人がしっかりと見てくれたところに惹かれて入社を決意しました。

大企業だと一社員の意見がなかなか上層部には届かないと思うのですが、ユウ薬品は小川社長が現場にも足を運んでくれ、毎月話す機会も設けていただいており、意見を言いやすい環境が作られています。普段からしっかり話を聞いてくださるので数字だけで判断されることはなく、社員一人ひとりのことを理解してくれる働きやすい会社だと思います。

現在の仕事は、調剤はもちろん、どんな薬を取り扱うか、薬の在庫量の調整や発注なども行なっています。
また、どの患者さまにどの薬剤師を当てるかなど薬剤師の管理も担当しています。婦人科にかかっている方には女性の薬剤師、お話しが好きな方にはコミュニケーションが得意な薬剤師など、患者さまが少しでもお薬や体調の相談などがしやすいように担当の薬剤師を決めるようにしています。

薬剤師の仕事は、患者さまや病院の医師との関係性を築く部分が一番大変だと感じます。医師とうまく関係が築けず薬剤師としての意見を聞いてくれないと困りますし、患者さまもこちらの説明や注意を聞いてもらえないと困ってしまいます。まずは相手の話をしっかり聞いて、少しでも打ち解けて、何でも気軽に話せるような信頼関係が築けるよう、焦らずコミュニケーションを取るように心がけています。
医師や患者さまだけでなく、同僚からも自分を信頼して頼ってもらえたり、お礼を言ってもらえた時はうれしいですね。

薬剤師のことを先生と呼ぶ薬局もありますが、ユウ薬品では先生とは呼びません。そうすることで上下関係なくフラットに話し合える雰囲気ができていると思います。

国の財政状況などもあり、近年は薬局の経営は厳しくなる一方です。国から薬局に出ていたお金が削られてきているので、集客やお薬以外のサービスで収益を出していかないといけません。 患者さまにまた来たいと思っていただける薬局でいられるよう、早い、待たせないというのは特に気をつけています。

なつめ調剤薬局は、場所がら膠原病やリウマチなど一生付き合っていかないといけない慢性的な病気で不安を抱えている方も多く来店されます。医師は忙しく、なかなか患者さま一人ひとりと長く話す時間が取れない方もいらっしゃいます。そんな時には、薬局が副作用や飲み方など薬のこと以外にも、痛みの具合や合併症なども含めて患者さまの不安を取り除ける存在になれればと思っています。時には、患者さまについて薬剤師から医師に相談したりできるような、医師と患者さまとの架け橋になることを目指していきたいです。