こんにちは！　アカネ調剤薬局　薬剤師Sと申します

この度10月1日から薬剤の「選定療養」が開始されることになり、先発医薬品をご希望の患者様は一部負担金が発生することになっています

先発医薬品とジェネリック医薬品では薬の成分・含有量は必ず一緒である必要がありますが、

薬を作るのに必要な添加物は各メーカーで自由なこと、錠剤の大きさや形、元々カプセルだった薬をジェネリックは錠剤にすることも可能、

と先発医薬品とは異なった点があるのも事実です

ただ今回紹介するAG（オーソライズドジェネリック）は既存のジェネリックとは異なります

先発医薬品のメーカーがジェネリックメーカーに「先発医薬品の原料や作り方なども教えるので、添加物も含めて先発医薬品と同じ内容でジェネリック医薬品を作成してほしい」とお願いして作ってもらったジェネリック医薬品、つまりジェネリックでありながら中身は先発品と同じ薬であるわけです！

もちろんジェネリック医薬品として登録してあるので、先発医薬品より価格は安くなります

つまりAGは簡単に言うと、「元々の先発医薬品より値段が下がった先発医薬品であり、ジェネリック医薬品でもある」と言い換えることもできます

つまり先発医薬品と同じ薬ですが、ジェネリック医薬品として登録してあるので、変更してもらえれば選定療養費がかからなくなります（ここ重要！）

かつ、お値段も下がっているわけなので、先発医薬品でもらう時に支払う金額より安い金額で同じ薬が手に入るというわけです！

現状すべての薬にAGがあるわけではありませんが、今服用している先発医薬品の中にはAGが出ている薬があるかもしれません

ぜひ1回薬局に聞いてみて、AGに変えれる薬は変更してみてください

薬の名前とか若干シートの見た目とか変わりますが、同じ薬が安く、選定療養費がかからず手に入れることが可能です！

正直AGがある薬を先発医薬品のままもらっていて、選定療養費を払っているという状況だとかなり損をしていることになります…

AGなら先発医薬品と全く同じ薬になるので、変更して何かあったら…という心配もないので、是非活用してみてください！