お知らせ・ブログ
10月のひだまりカフェについて
こんにちは日本薬局番町店Kです。
朝晩は急に冷えてきて秋がようやく来たと実感する日々です。
日中との寒暖差が大きく、皆様体調には十分気を付けてくださいね。
ところで10/8当薬局で行われた認知症カフェ(通称:番町ひだまりカフェ)でのことについてお話したいと思います。
今回は本人(女性)のことについてご家族様が参加してくださいました。
本人の生活状況などお伺いする中で、娘様から健康食品を本人が次々と購入していて多くを併用しているが、問題はないか?という相談を頂きました。
健康食品の実物を持参して頂き、ホタテ抽出成分、クマザサ、他ビタミン剤や食物繊維など多数摂取されていました。
「健康食品は多くとった方が効果的」、「健康食品は食品だから多くとっても大丈夫」という認識が広まっている所があり、薬剤師として重複成分を含む過剰摂取のリスクについての啓発が必要であると改めて感じました。
今回のケースでは飲んでいる健康食品の中で、ビタミン成分や食物繊維の重複があたっためどれか一つに減らすことの提案をさせて頂きました。
健康食品を使用される注意点として国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所HPより以下の記載があります。
●健康食品を利用する場合、パッケージに書かれた摂取方法や目安量を守りましょう。効果が実感できない場合は身体に合ってない可能性が高いため、量を増やすのではなく、摂取をやめましょう。
●健康食品の使用状況(何を、いつ、どのくらいとったか)、その時の体調を記録しましょう。日々の体調の変化も見えやすくなります。
●複数の健康食品を同時に利用しないようにしましょう。同じ成分が入っていて知らない間に過剰摂取になったり、健康食品同士で相互作用を起こすこともあります。
他にも一般の方向けに健康食品の利用法や注意喚起、妊婦さんのサプリメント利用について等様々な啓発パンフレットが掲載されていますので、参考にしていただけますと幸いです。
また健康食品の中にもお薬との相互作用が報告されているものもあり、過剰摂取によって影響のリスクはさらに大きくなると言われています。
健康食品についてのご相談も丁寧に対応させて頂きますので、気になる方はお気軽にご連絡またはお越しください。