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2022.05.27 スタッフブログ / アカネ調剤薬局

脱水症状について

みなさん、こんにちは! アカネ調剤薬局 薬剤師Sです

今回はだんだんと気温も上がってきて、脱水症状にも注意しないといけない時期なので

脱水症状に関して書こうと思います。

脱水症状はひどくなると熱中症を引き起こす原因にもなるのでちゃんと対処していきましょう…

 

そもそも脱水症状とは?と言われると意外と水分が足りないだけと

勘違いされている人も多いのでは…と思っています。

脱水とは体液(水+塩分)が失われた状態を言います。

なので単純に水が無くなっているわけではなくて、

一緒に塩分(ミネラルとも言う)が無くなっている状態を指します。

 

脱水症状の主な症状として、

「微熱、口渇感、体重減少、尿や汗の減少」があります。

体液が多い臓器に異変が生じやすくなるので、

①脳 めまい・立ちくらみ・集中力や記憶力の低下・頭痛・意識消失・けいれん

②消化器 食欲低下・悪心・嘔吐・下痢・便秘

③筋肉 筋肉痛・しびれや麻痺・こむら返り

というような症状も引き起こすことがあります。

 

またご年齢によっても注意が必要で、

子供や高齢者の方は脱水症状になりやすいので特に注意が必要になってきます。

「手が冷たい 舌が乾いている つまんだ皮膚が戻らない 

 爪を押して赤みが戻るのが遅い」などの症状がある場合は要注意!!

 

脱水症状かも!となった場合は急いで対処しないといけません!

ここで多くの人は水を飲まないと!思っているのではないでしょうか?

冒頭にも述べた通り、脱水は「水と塩分」が抜けた状態なので、

水だけ飲むと身体が増々薄まってしまうだけ…むしろ良くないです

市販品で売られている「OS-1」などの経口補水液という目的で売られている物を飲みましょう!

スポーツドリンクでも悪くはないですが、脱水症状になってしまっている場合には経口補水液が良いです。

スポーツドリンクは通常の水分補給として使うのがよいです、

真夏の時期は1日の水分補給を少しスポーツドリンクに置き換えたりすると良いと思います。

 

また脱水症状は部屋の中でも起こります!

外にいる人だけがなる症状ではありません

部屋の気温は27~28℃前後で保つようにして、

脱水症状になりにくい(=熱中症にならない)環境を作ることを心掛けましょう!

 

今年はどれだけ暑くなるかわかりませんが、

夏が来るのは間違いないので皆さん脱水や熱中症には用心してくださいね!!