９月２７日、厚生省から薬局でも診断用抗原検査キットを販売することが承認されました。
今回はこの「診断用抗原検査キット」についてお話ししたいと思います😊

この診断用抗原検査キットは様々なメーカーから発売されており、これらは厚生省から正式に体外診断用医薬品として認可されている検査キットになります。
これまでドラッグストアなどで販売していたものは「研究用検査キット」と呼ばれるもので、国から「体外診断用医薬品」としての認可はされておらず、その性能等が病院等の医療機関で使用されていたものとは異なっていました。

抗原検査キットとは、その名の通り抗原の有無を調べます。
ここで言う「抗原」とは「新型コロナウイルスに特有のタンパク質」のことを意味します。
我々の身体で働く免疫の仕組みとして、異物（ウイルスなど）が体内に入るとその異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。
そのため抗体は体内で増えるまでに時間がかかるため感染初期に検出できませんが、抗原の有無は感染初期でも検出が可能です。
これが抗原検査がより早く感染有無を知ることができるという理由となります。
感染が成立して、平均4～5日後に発症する(抗原検査で検出可能となる)とされているので、このタイミングで抗原検査を使用すれば新型コロナウイルスであるか否かを高い確率で確定することが出来ます。

では、どのような時にこの検査キットを使用したらよいでしょうか…？🤔
例えば・・・

1：感染者の多い地域に行った場合
感染の有無が判断できなければ学校や職場へ行くことも不安ですよね。
状況によっては、数日間自宅待機になる可能性もあるかもしれません。
そんな時に検査キットがあれば…陰性なら出勤する、陽性なら保健所へ連絡する
など、判断ができるかと思います。

2：人と会う前に感染していない事を確かめておきたい場合
施設入所の祖母に会いに行きたいけれど・・・
このような場合には、行く前に検査をして陰性だったら会いに行くなど、判断材料の一つになりますね。

3：感染者と接触した可能性があり、確かめたい場合
同居する子供の学校のクラス内に濃厚接触者となった子がいると学校から連絡はあっても、個人情報のため誰がなのかは知らせてくれません。
もしその濃厚接触者の子が感染していたら、同居する子供も感染しているかもしれない…と不安になってしまいますよね。
感染者の濃厚接触者であれば、保健所等からの指示で検査を行うことになりますが、濃厚接触者との接触ではすぐに検査とはならないでしょう。
もしも高齢者と同居していたり、両親の職場が医療関係だったりする家庭がこのような状況になれば、家庭内で新たな対策を取ったり自宅待機をしたりしなければならないかもしれませんよね。
このような場合でも、陰性を確認することができればひとまず安心できるかと思います。

4：感染者の多い地区から家族が帰郷する場合
自宅に高齢者や基礎疾患のある家族がいる場合、喜んで帰郷を迎えることに悩む方もいるのではないでしょうか。
そのような場合には、家に入る前に検査をしてもらうことで笑顔で迎えられると思います。

自分でも気軽に検査できるため、感染の不安やリスクを減らし、判断するための手段の一つになると思います。
そんな「もしも」の状況になる前に、いくつか自宅に備えておいてはいかがでしょうか？

※現時点では、無症状での抗原検査は一般的に精度が相対的に下がるとされて
　いますので、正確に「感染陰性」を判定するものではありません。
　あくまで行動判断の目安とししてご利用ください。
　また、陰性が出た場合もハイリスクな行動を避け、手洗いうがいやマスクなど
　の基本的な感染症対策はしっかりと行って下さい。

※発症(抗原検査で検出可能となる)までは平均5日程度あるとされていますので、
　特に感染の可能性が高い状態にあった場合には、可能であれば在宅勤務をする
　など5日間程度は誰とも接触せずに過ごした方が他者への感染リスクが下がる
　と考えられます。

弊社では香川県内にある下記の調剤薬局にて診断用抗原検査キットを販売しております。
【宇多津町】
・アカネ調剤薬局
・なつめ調剤薬局
・宇多津ぱんだ薬局　※ドライブスルー薬局※
【綾川町】
・ダイヤ薬局滝宮店
【高松市】
・日本薬局番町店
・ダイヤ薬局花園店
・はなぞの薬局
・まこと薬局
【さぬき市】
・志度夏目調剤薬局　※ドライブスルー薬局※

※２０２１年１２月時点での価格等になります。
　詳細は店舗までお問い合わせください。

現在は流行が落ち着いていますが、来る次の流行に備えてお家に備蓄しませんか？
これからは備蓄防災グッズとして、いくつかご自宅に置いておくのもいいかもしれませんね😀