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2014.04.28
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生姜について
こんにちは。漢方の好きな薬剤師ミスターTです。私の順番が回ってきました。
最近うどんに生姜を入れるのが好きになってきましたので、今回の題材は生姜にしてみました。
漢方薬には生姜がたくさん使われていますが、生姜をそのまま使ったら「生姜(しょうきょう)」と読み、
乾燥させたものは「乾姜(かんきょう)」と呼びます。
作用は少し異なっていて、体を温める作用は同じなのですが、
生姜の方は胃で作用して、乾姜は腸で作用するようです。
ですから、食欲に関係する場合は生姜、冷え症や下痢している場合は乾姜と使い分けられています。
生姜が入っている漢方薬はかなり多く、
基本的には体を温める作用を期待して処方されている場合が多いのですが、
中には生薬の臭みをごまかす為に使われることもあります。
解熱剤の漢方薬で地竜というものがありますが、実はこれ「ミミズ」なんです。
生臭いので生姜をまぜて味をごまかすのです。
解熱作用もありますが、皮膚の表面の炎症を抑える作用もあるので
アトピー性皮膚炎に応用されることもあるみたいですね。
アカネ調剤 Mr.T